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第3話

壁打ちエブリデイ

かの有名な

サッカー漫画に出てくるセリフ

「ボールはともだち こわくないよ」

とても有名なセリフなので

ご存知の方も多いと思いますが

筋力トレーニングに

明け暮れていた私にとって

唯一

卓球の練習相手をしてくれたのは

」でした

「壁はともだち こわくないよ」

(AIさんに作成頂いた画像)

「なぁ、壁ちゃん!」

「青春って甘酸っぱいの?」

そんな会話を心の中でつぶやきながら

ひたすら

壁にピン球を打ち続ける毎日でした

えっ!?

壁にピン球を打ち込むなんて

なんて非道なの!

SDGsが強く推進されている現代

念じれば自分だけに見える

193個目のゴール

「壁の気持ちを考えよう!」

に違反する行為

壁打ちをご存知でない方には

卑劣な行為だと

思われるかもしれませんが

壁とラリーをするイメージで

ピン球を

1回床にワンバウンドさせてから

壁に打ち放ち

返ってきたピン球を

もう一度床に

ワンバウンドさせて壁に打ち放つ

これを繰り返すのが

壁打ちなんです

手品のタネがバレた手品師が

何事もなかったかのように

手品を続けるように

しれっと壁打ちの説明をしましたが

1回床にワンバウンドさせているから

壁・・・

いや

ここでは「壁ちゃん」と言おう

壁ちゃんの気持ちも考えて

お互いを高め合っているのです

(何を?)

そして何よりも

壁ちゃんとの練習を通じて

相手のことを思いやる心が

育まれたと思います

(えっ?)

今思うと・・・

壁打ちで基礎的なフォームが

鍛えられたと思いますし

今でもそれは活きている気がします

なぜなら

卓球の実績や技術含め

その他ほとんどの卓球能力は

」ですが

フォームが少し整っているだけで

「あいつ!」

「なかなか出来る奴じゃない?」と

周りに

大きな勘違いを生めるからです

つまり見た目

やっぱり人って

心じゃなくて

見た目が大事だなと

上っ面なことを学んだのも

壁打ちでした

ちなみに・・・

ENERGY SPORTSのコーチからは

上っ面なことではなく

中身の濃い内容

お伝え頂けますのでご安心ください

壁ちゃんとの合同練習は

甘酸っぱい青春の思い出として

今も心のどこかに生き続けています

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